#8 Yohakuとともに雪の森へ

日常のざわめきから少しだけ離れた自然のなかで、目にするもの、感じること。そこから、得られる余白とは。「Yohaku」PRチームは、冬から春へと移り変わる新潟の雪の森へ出かけました。

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東京でずいぶん春の気配が色濃くなったころ。「雪の森を散策しましょう」と、スキー好きの友人たちからお誘いをいただきました。滑るのではなく、歩く。ゲレンデではなく、雪が積もった裏山を。樹木や草花の成長の気配や野生動物の足跡、なんとなくぬるくなった風。雪の森だからこその自然を感じられるような散策です。

yohaku雪の日 yohaku雪の日 履くのはアルペンスキーではなく、ノルディックスキーの板。スピードを競う競技用のイメージがありますが、もともとは雪の平地を移動するために北欧で生まれたもので、スノーブーツのつま先だけを固定し、かかとは自由に動きます。 今回の板は「滑る」というより、雪の上を素早く「歩く」「走る」が得意。裏面には、雪上で滑らないようにうろこ状の加工がしてあり、坂を登るのもお手のもの。

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歩いていると大汗をかくような、雲ひとつない快晴。木々の間を縫って、コースともいえない道を自分たちで切り開く。誰もいない大きくひらけた斜面を高いところまで上り、一気に滑り降りてくる。下りも上りも平地も自由に進めるノルディックスキーの疾走感は、アルペンスキーともスノーシューとも違う楽しさがあります。

yohaku コラム休憩の友は、魔法瓶に入れたチャイラテとアロマオイルの「Monk Tree」。あたたかいものと、シャキッとするようなヒノキの清々しい香りで気分転換を。

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下山後、宿に戻るとテラスにテントサウナが用意されていました。テント内で薪ストーブを焚き、その熱でサウナが楽しめるというもの。ストーブ上に熱されたサウナストーンに水をかければ、ジュー!と熱い蒸気がほとばしり、「ロウリュ」までできるフィンランド式の本格的なサウナです。

実はYohakuのアロマオイルは、サウナドロップとしても優秀。特に、和ハッカが調香され「Sunrise」は爽快で、疲れたからだにまたエネルギーが満ち溢れてくるよう。(熱で変質してしまうためサウナストーンに垂らしたり、水に混ぜたりせず、薪に数滴垂らしてそのままテントの隅に置いておきます)

時間が経つと微妙に香りが変化するアロマオイル。トップノートは、和ハッカとレモン、ベルガモットが強くたちのぼり、グリーンな爽やかさ。ミドルノートは、ミモザとアルテミシアの独特の甘さ。ラストノートは、セダーウッドらしい木の香り。サウナテントに出入りするたびに、テント内に漂う香りが、さっきとは変わっていることを感じます。じっと座って、熱と香りを感じることに集中する。汗が噴き出して、鼻から抜ける爽香に頭がクリアになっていく。これが「ととのう」という感覚なのかな?

ノルディックスキーとサウナ。 心身を余白に導いてくれる、自然のなかでの過ごし方です。

文: 柳澤智子(柳に風)
協力:シャレー並木